お米を作るのに必要な水の量は?

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稲が生育するためには、多くの水を必要とします。

田んぼでの水の役割は、稲の生長に必要というだけでなく、水の量によって田んぼの温度の調整をしたり、雑草の発生を抑えたりする役目があります。


水の管理には、浅水深水間断かんがい中干し落水などがあり、深くすると保温効果があり、浅くすると分けつや養分吸収が促進されます。


気温が低い時は、稲を寒さから守るために水を深くし、酸素を取り込んで根を元気にしたい時は中干しや間断かんがいにします。

このように、水の管理は稲の生育をコントロールする大切な技術で、農家の人が朝夕水田を見回るのは、この水の深さを調節するためです。


日本で1年間に使われる農業用水は約550億トンです。
このうち多くの部分が水田のかんがい用に使われています。


夏の暑い日、10アールの田んぼの稲は1日で約6.5トンの水を吸います。田んぼには1平方メートル当たりに20〜22株の稲が植えられていますから、これを1株の稲に直して計算すると約300gになります。


稲が吸う水の量は、品種や収穫までの期間で違ってきますが、苗作りから稲刈りまで、稲の一生の間には10アール当たり400トン、1株当たり約20圓凌紊魑曚Δ噺世錣譴討い泙后


水はすべての生き物にとって欠かせないものですが、中でも稲は「水稲」と呼ばれるだけあって多くの水を必要とします。



<参照・出典:農林水産省HP、米穀機構・米ネットHP>

お米の値段

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毎日食べるお米だから、おいしくて値段もなるべく安いほうがいいですよね。

今世の中ではどれくらいの値段のお米が良く売れているのか、どんなお米が好まれているのか政府機関が出している資料からいろんなことが分かってきます。


農林水産省が平成19年3月に実施した「平成18年度食料品消費モニター第4回定期調査結果」によると、消費者が最近購入したお米の値段は、2500円未満が7%、2500円〜3000円未満が21%、3000円〜3500円未満が24%、3500円〜4000円未満が20%、4000円〜4500円未満が10%、4500円〜5000円未満が9%、5000円〜5500円未満が5%、5500円〜6000円未満が2%、6000円以上が2%となりました。
(価格は10キログラム当たり、消費税込み)。


3500円未満という回答が50%を超え、3500〜4000円未満の価格帯で購入している消費者を加えると、その割合は約70%で17年度調査よりも増えていることがわかります。

購入(入手)したお米の種類についてみると、「単一銘柄米(産地・品種・年産が単一のもの)」が74%と最も多く、「単一銘柄米で有機栽培米、特別栽培米又は無洗米等の付加価値のついた米」が17%、「ブレンド米」が7%、その他2%となっており、単一銘柄米を選択する消費者が多くなっています。


「総務省 小売物価統計調査」の平成19年6月の資料を見ると、うるち米(複数原料米)1袋5キログラムの値段は1973円(東京都区部での価格、以下同じ)で、約150グラムのごはんは、お米の量としては約65グラムですから、お茶わん1杯分のお米の値段は約26円となります。


同じ調査で、食パン1キログラムは408円ですから150グラム分は約61円、輸入牛肉は100グラム345円、ポテトチップス1袋100グラムが168円、ハンバーガー1個が123円、即席めん1個(77グラム)が131円となっていて、おいしくて栄養があるお米は、とても安いのが分かりますね。



<参照・出典:農林水産省HP、米穀機構・米ネットHP>

お米と単位<面積>

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私たちの家庭でも1升、1合のように尺貫法の単位がまだ使われることがありますが、お米や野菜を作る農業の現場でも反(段)歩(坪)など、家庭とは違った尺貫法の単位が残っています。


昔は米1石が大人1人の1年間の消費量に相当することから、米1石の収穫が上げられる田の面積を1反としていました。

ですから、土地の条件によって1反の面積は異なることになります。
その面積はおよそ360歩でしたが、豊臣秀吉の太閤検地によって1反は300歩に改められ、それが現在にまで引き継がれています。

300歩に減らしたのは、年貢を多くとるためという説もありますが、生産技術が上がって300歩程度で1石の収穫が上げられるようになったためとも言われています。


明治時代にメートル法が導入され、1尺=(10/33)メートルと定められたので、そこから1反=991.74平方メートル=9.9174アールとなりました。

町・反・畝の値はそれぞれ1ヘクタール10アール1アールに非常に近いので、メートル法への移行は、比較的スムーズに行きました。

ですが歩(坪)はメートル法に置き換えても3.3平方メートルと端数が出るため、現在でも使われることがあります。

田んぼ1反あたりの米の収穫量を反収(たんしゅう)と言いますが。メートル法の今日でも、10アールあたりの米の収穫量のことを反収と呼んでいます。


ちなみに尺貫法の長さの単位にも「町」がありますが、長さの1町は60間、109.09メートルで、面積の「町」とは別のものです。

混乱を避けるために面積には「2町歩」というふうに「歩」を付けます。

また、「反物(たんもの)」など布の大きさの単位の「反(端)」は、おおむね一着分の幅・丈の大きさで、こちらも違うものです。


●尺貫法の面積
町(町歩)= 10反=約9917.4平方メートル= 約1ヘクタール(ha)
反(段)= 10畝= 約991.74平方メートル=約10アール
畝= 30歩(坪)= 約99.174平方メートル= 約1アール(a)
歩(坪)=6尺平方=3.3平方メートル



<参照・出典:「大江戸ものしり図鑑」主婦の生活社、石川英輔「ニッポンのサイズ 身体ではかる尺貫法」淡交社>

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