食べあわせ効果〔ほうれん草〕 (竹内先生)

 



少し古いですが、アメリカンコミックのキャラクターはほうれん草を食べるとパワフルに変身!

ほうれん草嫌いな子どもを減らすのに、一役買ったようです。

実際ビタミン類やミネラル類を豊富に含んでいます。
なかでも注目したいのが、βカロテンです。
私が学生だった頃は体内でビタミンAとして働くとだけ教わり、今注目されている抗酸化作用は、まだわかっていませんでした。

βカロテンは体内に吸収されると、生活習慣病や老化の原因をつくりだす活性酸素やフリーラジカルなどを、抗酸化作用を発揮し無害化してくれます。
その後、ビタミンAが必要な時にビタミンAに変わって働いてくれます。

2段階で働いてくれるβカロテンを無駄なく吸収するためには?

問題です。

Q 次の3つのほうれん草のお料理のなかで、一番βカロテンの吸収がいいお料理はどれでしょう。

1. ほうれん草のお浸し
2. ほうれん草のごま和え
3. 生でほうれん草のサラダ

答えは、2.ほうれん草のごま和えです。

ビタミンには水に溶ける水溶性〔ビタミンB1・ビタミンCなど〕と、油に溶ける脂溶性〔ビタミンA・Eなど〕があります。

βカロテンは油に溶けるビタミンなので、油を使ったお料理のほうが吸収率がよくなります。

ごまやナッツなどの種実類には、脂質がたっぷり含まれています。
3のサラダもドレッシングに油を使うのですが、ほうれん草が生だと吸収率はよくありません。
βカロテンを効率よく摂るには、加熱をして油と一緒に摂ることです。

ほうれん草のおひたしを食べる時には、ほかのおかずに油を使うようにすれば、効率よく吸収できるようになります。

ほうれん草には鉄も豊富です。
若い女性や成長期に多い貧血は、食事からの鉄の不足が、原因のほとんどです。

ほうれん草のような緑黄色野菜・海藻・大豆製品・赤身の肉・魚・レバーなどに多く含まれています。
吸収率が10パーセントぐらいと低いので、出来るだけ吸収率をよくする食べ合わせを利用して、無駄なく吸収できるようにしましょう。


* 鉄の吸収をよくする食べ合わせ

1.
たんぱく質と組み合わせる〔ほうれん草の卵とじ・ハムとほうれん草のソティー・ほうれん草と卵の雑炊など〕
2. 牛乳・乳製品と組み合わせる〔ほうれん草のグラタン・ほうれん草のリゾット・ほうれん草のクリームスープなど〕
3. ビタミンCと組み合わせる〔ほうれん草はビタミンCも含んでいるので組合せ不要〕

2010.12.01 Wednesday ごはん授業 00:00 comments(0)