ごはん食と運動で体脂肪ダイエット

 ごはん食と運動で体脂肪ダイエット

現代は、総ダイエット時代。はと麦ダイエット、リンゴダイエット、そしてバナナダイエットと、食べて簡単にやせる法が泡を掻き立てては消えていきます。それに反応した人々はしぼんでは膨らむヨーヨーダイエットを繰り返し、筋肉と骨を減らしながら体脂肪率をどんどん増やして、かえって太りやすい体に変えていきます。そろそろダイエットの王道をつかんで、筋肉と骨をしっかり作る本格的ダイエットに取り組んではいかがでしょう。

体脂肪は、エネルギーの摂取量が消費量を上回るような、食べたいものを食べてグータラ生活を続けた結果、余分なエネルギーが脂肪となって脂肪組織に蓄積されたものです。毎日しっかり汗を流す肉体労働やスポーツをすれば、体脂肪蓄積はおこりません。多くの場合,肉体労働と運動が足りないエネルギー消費不足が、体脂肪蓄積の原因です。したがって、ダイエット成功の第1原則は、しっかり体を動かし汗を流す生活を心がけることです。

しかし、人間は中年過ぎからたんぱく質合成力が低下して、細胞のたんぱく質代謝のためのエネルギー代謝(基礎代謝)を低下させ、太りやすい体になっていきます。基礎代謝は1日のエネルギー消費量の50パーセント以上を占める最大のエネルギー消費項目です。夜の睡眠中も日中も休みなく続く基礎代謝を大きくして、ちょうど自動車のエンジンを大きくすると停車中でもガソリンが沢山燃えるように、体のたんぱく質合成を活性化して基礎代謝を高めて生きること、これがダイエットの第2原則です。それには筋肉たんぱく質を増量できるような運動を実行することです。誰にでもできる、いつでも、どこでも、雨・風・雪・暑い・寒いに関係なくできる115分・重さ300gの玄米にぎにぎダンベル体操がお勧めです。

次に、食生活をファットカットして脂肪の過剰摂取を避け、あわせて砂糖・ブドウ糖・主食の粉食を控えることです。これがダイエットの第3原則です。カロリー源である脂肪と炭水化物は、等しい速度で燃えるのではありません。炭水化物はきわめて速やかに燃えますが、脂肪はゆっくりとしか燃えません。もしこの二つが一緒に体に入った場合、脂肪は燃えず炭水化物が優先的に燃えます。これは炭水化物が血中ブドウ糖を高めてインスリン分泌を刺激するためです。インスリンは、血中に吸収された脂肪を筋肉と心臓に入らないようにして燃えないようにし、さらに血中脂肪を脂肪組織に取りこませて体脂肪にしてしまいます。つまり、炭水化物の中でもインスリン分泌刺激力の強いブドウ糖や砂糖、そして甘みはないが砂糖と同じ刺激力を持っている芋やパン、ビスケットなど、いわゆる粉食を、フライやソテーのような高脂肪料理と食べ合わせると、見事に体脂肪過剰蓄積による肥満体が完成してしまうのです。欧米人が太るのは、パンや芋を肉・野菜の油料理で食べる食生活が日常化しているからです。

日本人がスリムで長生きという健康体を保持してきたのは、ごはんを中心に、魚・野菜を醤油料理の低脂肪食で食べ、肉を煮物やしゃぶしゃぶのように油抜きして食べる食べ方をしてきたからです。ごはんは粒食であり、食後のインスリン反応がパンなどに比べて弱いことも肥満防止に大いに役立っています。白いごはんと醤油のコンビは、ダイエットの第3原則の核として大事です。

2010.05.10 Monday 健康と環境 00:00 comments(0)