収穫からお米になるまで

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前回は、苗づくりから収穫までを見ました。

しかし消費者の手元に届くにはまだ多くの作業を行わなくてはなりません。
それでは収穫後の一般的な作業を見てみましょう。


9月下旬から10月頃、稲刈りが終わって脱穀も済んで、お米はもみの状態です。
ここからご飯に炊ける状態になるまでにはまだいくつもの作業が待っています。

乾 燥
収穫したばかりのもみは水分量が多いので、乾燥機に入れてゆっくりと乾燥させます。このとき急いで乾燥させるとお米にひびが入って味が落ちてしまうので水分量が15〜16%になるように注意して乾燥させます。

もみすり
機械で、お米の表面を覆っているもみ殻を取り除きます。もみを取り除くと玄米になります。

選別
もみ殻や砂粒などを取り除き、ふるいにかけ、標準以上の大きさの玄米を選び出します。

精米
玄米の胚芽と糠(ぬか)層を削り取り、白米(精白米)にする作業です。「精米」は、糠層を取り除いていくにしたがって、玄米→三分づき米→五分づき米→七分づき米→胚芽米→白米となっていきます。

精選(せいせん)
精白後の米をさらに選別して、一部が黒くなってしまった粒や選別で取りきれなかった雑草の実などの異物を取り除きます。

計量・袋づめ
選別された白米は計量され、袋詰めされて出荷を待ちます。現在では、選別から計量、袋詰まで一貫した作業が出来る「自動選別計量機」(選別自動計量機ともいう)というものもあります。


地域や農家によっても違いますが、現在ではライスセンターという施設でこれらの作業をまとめて行うことも多いようです。

また、1年間を通して安定して出荷できるように、もみや玄米の状態で一部は貯蔵されます。

専用の低温貯蔵庫で温度と湿度に注意して保存すると新米とほとんど変わらない状態を保つことができます。


<参照・出典:ごはんを食べよう国民運動HP、米穀機構・米ネットHP>