おむすびの日

今、皆さんが毎日当たり前のように食べているごはん。

それが突然食べられなくなったらどうしますか。

おそらく、普段は考えたこともないかもしれません。
しかし、過去に、現実のこととなったことがあるのです。


1995年1月17日、阪神大震災が発生しました。家が倒れ、道路が崩れ、多くの人たちが亡くなりました。

生き残った被災者は、食べ物もなく不安のどん底に突き落とされました。まさに、いつも食べていたごはんが食べられなくなったのです。

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そのとき、ボランティアの方たちによっておむすびの炊き出しが行われました。


炊き出しによって、被災者はおいしいごはんを食べることができました。







兵庫県は、震災の翌年、この震災での経験から、お米の大切さを再認識し、「ごはん」中心の健康的な食生活を推進する「おいしいごはんを食べよう県民運動」を始めました。さらに、この運動を国民レベルの草の根運動として広げるため、平成11年に「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」を設置し、国民的な運動として発展させています。
 

 

同協議会は、いつまでも食料、とりわけ米の重要性などを忘れないために、平成12年に震災発生日である1月17日を「おむすびの日」と定め、日本記念日協会に登録しました。

これが「おむすびの日」の起源です。

1月17日には、各地で様々なイベントが行われます。おむすび教室やおむすびが配布されたり、パネル展示やチラシによる啓発等により、ごはんの大切さをPRしています。

さて、ごはんを食べよう国民運動推進協議会では、おむすびの日を記念して、おむすびに関するアンケートを毎年実施しています。その一部をご紹介しましょう。


まず、みなさんはおむすびを1週間にどれほど食べているのでしょうか。

結果は、だいたい4個ぐらいとなりました。
やはり、日本人にとっておむすびは身近な存在のようです。

お結びの具で一番人気は鮭、二番目は梅となりました(2014年調べ)。
まさに定番中の定番ですね。
また年代別で見ると、全ての年代で「鮭」が第1位ですが、第2位は10〜20代の
若い世代で「ツナ」、30代で「明太子」、40代以上で「梅」という好みが
分かれる結果になっています。


ものがあふれている現代では、普段の生活の中でごはんを意識することはないかもしれません。

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しかし、災害時等にごはんという食べ物は本当に頼りになります。

ごはんを食べることにより、水田を守り、その結果私たち自身を守ることにつながるのです。







1月17日の「おむすびの日」に、豊かな、飽食の暮らしを根本から問い直し、ごはんの大切さを改めて考えてみましょう。
 
2010.12.29 Wednesday 日本人と食文化 00:00 comments(0)